コラム

京都大学で5月12日に健康気圧マスター養成講座が開催されます。

天気痛ドクターも講演いたします。

今回の講座では、天気痛研究の第一人者
中部大学 生命健康科学部 教授 愛知医科大学 医学部 客員教授
(医師、医学博士)佐藤純先生も、講演をいたします。
時間は、11:10~12:10 の60分間になります。

天気痛・気象病や、身体機能と気圧の関係など興味深い内容となっておりますので、
是非ご参加ください。

民間の使用する1.5 気圧以上加圧した酸素ルームは危険です。

スキューバーダイビング後に起こる「窒素中毒」「窒素酔い」ってご存知ですか?
「窒素中毒」「窒素酔い」とは、ダイビング中に脳や体内に溶け込んだ空気タンク内の窒素が過剰に残り、ダイビング後に地上で膨張し、激痛、めまい、だるさ、物の見え方の異常、皮膚のしびれなどの症状が出ます。

 

例えば、コーラなどの炭酸飲料のボトルの口を開くと急激に大量の泡が発生します。
これは高圧下で溶け込んだ大量の炭酸ガスが、ボトルの口が開いたことでボトル内の
圧力が急激に下がることにより、急速に開放されて出てくることによります。

これとほぼ同じ現象が1.5 気圧以上に加圧した酸素ルームでも起こるのです。

あの急速な現象が人の体でも起こると考えると、
とても危険だということがなんとなく想像つくでしょうか。
1.5 気圧以上に加圧された酸素ルームに入ることによって血液に窒素が溶け込んだ状態から
退室のために減圧をすると圧力によって血中に溶け込んでいた窒素が開放されます。
まさに、血液は口を開けられた炭酸水状態になるのです。

 

こうなると、大変。
血中に気泡が生じその場所で組織障害が起きてしまいます。
末端の毛細血管が塞がった程度ならば軽い痺れくらいで済みますが、
気泡が生じる場所によっては知覚障害や運動障害が起き、
場合によっては長期的な治療が必要なほど大変危険な状態になってしまいます。

 

1.5 気圧以上の酸素ルームを使用する場合は、医師の指導監督のもと使用するようにしましょう。